精工舎が昭和初期から昭和20年頃まで製造した角型グレシャム掛時計です。 他の時計との違いは陸軍を示す五芒星と、昭和17年に施行された24時間表記です。 終戦直後の混乱期に軍の施設から持ち出されたものだと聞きました。 SKSマークは戦前の一時期のみに用いられた精工舎のトレードマークです。 ケースの大きさは約40×40×12cmです。 大きさから見て講堂や格納庫などの広い施設内で使われていたと思われます。 動作メカはテンプ式ではなく振り子式です。 部隊や名前などを示す書き込みはなく、ガラスに割れはありません。 時計、振り子は作動しますが、ある程度動作して止まってしまいますので調整が必要です。 傷、汚れなどありますので古い物がお好きな方、ご理解のある方でお願い致します。