ローライのフィルム一眼レフカメラ「ローライフレックスSL35」の出品です。二眼レフでおなじみのローライが1970年に発表した機械式の35mm一眼レフで、ニコンF2やキャノンF-1が約10万円で売られていた時代に、その倍の約20万円で売られていた超高級機です。ローライ35と同じように、初期のみドイツ本国で製造され、その後はコストダウンのためにシンガポール製造に移りました。そのため特にこの初期ドイツ製は総個体数が少なく、市場に現れません。仮に出てきたとしても、50年後の現在でここまできれいな個体はなかなかないと思います。出品に際して実際にフィルムを1本通してテスト撮影してみました。レンズは同時出品中のプラナー50mmです。作例を掲載したのでご確認ください。付属品は写真に写っているボディキャップです。コンディションについて。コレクター放出品です。希少性の高い初期ドイツ製を防湿庫保管していたもので、さらに調子維持のために時々動かされていたので、現在も元気に動作します。フィルムを入れて撮影し、動作確認済み。シャッターはダイヤルに応じて速度変化あり、セルフタイマーも動作します。ファインダーはわずかなほこりやチリの混入はあるかもしれませんが、曇りやプリズム劣化などはなくクリアです。露出計については対応電池がないため未確認です。機材慣れしている方であれば問題ないコンディションと思いますが、こちらで気づかなかった点もあるかもしれないので、念のため整備前提でお願いします。